登場人物列伝  【キャプテン翼U スーパーストライカー】

カルロス・サンターナ(Carlos Santana)

   
©TECMO

 

国籍 ブラジル(Brazil)
所属 フラメンゴ(Flamengo)
ポジション MF→FW
背番号 10→9
得意技 ミラージュシュート
オーバーヘッドキック
分身ドリブル
獲得タイトル リオカップ 準優勝
ワールドユース選手権 準優勝

 

Level Guts Dribble Pass Shoot Tackle Block PassCut Total
- - 89 111 82 63 53 47 445
Side LobbingBall LooseBall
Enemy Trap Shoot Through Clear Battle Pass Passcut Clear
High 74 87 80 49 56 58 51 51
Low 74 108 80 49 56 58 51 51

 

 

1.戦歴

 フラメンゴ(ユース)のキャプテンで、サンタマリア、ジェトーリオのチームメイト。翼がブラジルへ渡った15歳の時、既に関係者から一目置かれる存在であり、ミラージュシュートの開発にも着手していた。
 その3年後、完成させたミラージュシュート武器にリオカップを席巻。予選では驚異の全戦ハットトリックという離れ業をやってのけた。この頃大空翼の噂を耳にして、決勝トーナメント進出後にサンパウロFC(ユース)の1回戦と3回戦をスタンドから観戦。翼の実力に警戒感を抱くと共に、対戦の日を心待ちにする。
 リオカップ本選も順調に勝ち進み、無敗のまま決勝戦でサンパウロFCと対決する。しかし奮闘空しく敗れて、ワールドユースでの雪辱を誓う。

 ユース代表ではFWとして攻撃に専念し、チームの得点源として活躍。本大会でも予選リーグを突破して、本選準決勝で強豪フランスを撃破。決勝に進出し、念願の翼との再戦の機会を得た。
 所属チームのホームグラウンドでもある「マラカナン・スタジアム」で、地元観衆の大声援を受けて全日本を迎え撃ったが、サイクロンを習得し、スーパーストライカーとして開眼した翼にまたも敗れる結果となった。

2.人物

 所属クラブでは10番、ユース代表では9番を背負う「ジャイロの再来」と言われるプレイヤー。若くして頭角を現し、ジャーナリストからの評価も非常に高く、その将来を嘱望されている。

 抜群のテクニックもさる事ながら、人格的にも完成された選手。リオカップ時からの因縁があり、不遜な態度を取っていたコインブラに対しても、彼の実力を素直に認め、敗戦後には日本を倒すために力を貸して欲しいと要請するなど、後にしこりを残さなかった。
 個人的な感情よりも、ブラジルサッカーの将来を優先して考えることが出来る人物。

 ブラジルにおける翼の最大のライバルで、関連イベントも多数用意されている。上述の様に、非常に魅力的な人物として描かれており、それがひいてはライバルである翼をより際立たせている。

3.総評

 勘違いされがちだが本作のオリジナルキャラではなく、初登場は映画『キャプテン翼 世界大決戦 Jr.ワールドカップ』(1986年7月公開)という、その時点ではコミックには未出の原作キャラ。
 その後コミック『ワールドユース編』で正式に登場し、「映画→ゲーム→漫画」と、誌上に現れるまでに複雑な経緯を辿った。

 本作より後発の『ワールドユース編』においても、所属クラブ、リオカップ決勝でサンパウロの翼と対戦、ユース大会決勝で翼と再戦、という主要な流れはゲームと全く同じになっている。ただし、容姿や性格等の細部では全く異なる。

 アメリカのロックバンド『サンタナ』のリーダーでギタリストの「カルロス・サンタナ」と同じ名前だが、関連性は不明。

 

管理人評価:SS

記:2007.12.05