登場人物列伝  【キャプテン翼U スーパーストライカー】

ファン・ディアス(Juan Díaz)

   
©TECMO

 

国籍 アルゼンチン(Argentina)
所属 アルヘンティノス・ジュニアーズ(Argentinos Juniors)
ポジション MF
背番号 10
得意技 前転シュート
ドライブシュート
オーバーヘッドキック
アルゼンチンゴールデンコンビ
獲得タイトル

 

Level Guts Dribble Pass Shoot Tackle Block PassCut Total
- - 137 111 72 55 47 65 487
Side LobbingBall LooseBall
Enemy Trap Shoot Through Clear Battle Pass Passcut Clear
High 65 76 70 43 49 51 44 44
Low 65 84 70 43 49 51 44 44

 

 

1.戦歴

 Jr.ユース大会では親友パスカルと共に代表に選出されたが、チーム内でもそのサッカーセンスは突出しており、アルゼンチンは「ディアスのワンマンチーム」と言われていた。事実、出場したのは僅か2試合ながら、1人で9得点を叩き出すという大活躍で、アルゼンチンの全得点をマークしている。
 ジノ不在のイタリアに大勝したものの、全日本に敗れて決勝トーナメント進出を逃す。しかしその多彩なテクニックの数々に、同じく10番を背負っていた翼も「上には上がいる」と脱帽した。

 ユースでも再び代表チームに選ばれ、ワールドユース選手権の南米地区予選決勝ではビクトリーノ率いるウルグアイを一蹴するなど、その実力は健在。本大会でも順当に本選へと進出し、準々決勝においてJr.ユース大会以来となる全日本と対決した。

2.人物

 アルゼンチンユース代表で10番を付ける、ポスト・マラドーナの呼び声も高い自他共に認める天才肌のプレイヤー。調子に乗った時のドリブルに誰も手が付けられないのはJr.ユース時代と変わらないが、ゲームメイクよりも自ら得点を狙いに行く傾向もまた変わらず。
 代表では未だにディアスの能力が抜きん出ているものの、その他にサトルステギやバビントンといった優秀な選手も新たに加入しており、ワンマンチームとしての体質は変わりつつある。

 初登場のJr.ユース編では、嫌味なくらいの天才ぶりを見せ付けたが、決してチームメイトから嫌われているわけでもなく、むしろカリスマ性でグイグイ引っ張っていた。さらに試合後には、翼を強敵と認めて去って行くあたりも実に爽やかで、間違いなく主役級の存在感があった選手。

3.総評

 原作から引き続いての登場。通常時・ハイボール・ローボールのそれぞれに対応する必殺シュートに加えてワンツーのコンビプレイ、さらに特殊能力「天才の証明」を有しており、発動するとドリブル能力が大幅アップする。ディアスの他に特殊能力を持っているのはシュナイダーのみであり、ゲーム内でかなり優遇されていることが分かる。また通常時のパスカット能力は敵キャラ最高値であり、さらに総合力ではシュナイダーを上回ってコインブラに次ぐ総合2位に付けているなど、天才の呼称は決してダテではない。しかし一方で立ち絵は用意されておらず、翼との会話イベントも無し。
 コミック『ワールドユース編』では本大会出場、さらには決勝トーナメントにも進出したがドイツに敗北。加えてそれら一連の動きについて一切描写は無い。シュナイダーやジノがかませ犬としての悲惨な役回りを与えられたのに対し、ディアスは試合をしている姿すら描かれずに消えるという、ゲームとは実に対照的な扱いとなっている。

 取扱説明書では所属クラブを「アルヘンチノス・ジュニアユース」としているが、恐らくこれは「アルヘンティノス・ジュニアーズ」の誤植だろう。

 

管理人評価:SS

記:2009.08.01