ブランカでの戦いを終えたケンシロウは、突如リュウに別れを告げます。それも手紙一枚のみによる直接の挨拶なしという唐突な形で。
諸国を巡る内に、リュウの著しい成長を目の当たりにしたケンシロウは、もう教えることは何もないと感じ、一子相伝の北斗神拳を伝承すること無く、別れてしまったのです。
再び孤独になったケンシロウは、ユリアが眠る地へと向かいます。そしてここから先は、肝心の北斗神拳の伝承については一切語られることはありません。熱い男同士が拳で語り合う血生臭い「北斗の拳」からは思いもよらないストーリーが展開することとなります。 |