もう一つのゲームセット 【タッチ 背番号のないエース】
W.あの人達のその時
原作で登場した主要キャラクター達は、映画では一体どんな経過を辿ったのでしょうか。簡単な紹介と、映画で最後に遺した言葉。 |
【浅倉南】
【原田正平】
女は面倒臭いと言って憚らない男ですが、実は南に惚れていたことが明らかになります。 達也をボクシング部に勧誘する役割は原作と同じ。そして映画では、和也死亡の事実を直接南に伝えるという大役を与えられました。さらにラストカットでは涙のアップ、そして映画の最後の台詞も担当するなどかなり厚遇されています。 サブキャラが存在感を失った映画版において、唯一アニメ版と変わらない存在感がありました。 「悲しいぜ・・・」 |
【上杉和也】
容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群、当然人気も高いという、南と同一の能力を持つ人物。そのせいかベストカップルに選出されることも多く、周囲もお互いの親も公認の仲でした。 その想いは物心ついた時から南一直線。南の夢を叶えるためだけに、その人生を捧げました。一方で大変な兄想いでもあり、達也が自分を立てるために一歩引いていることもちゃんと分かっていました。そしてその兄が自分以上に南を理解しており、そこに南が惹かれていることも。 映画では、より兄想いになっており、原作ほど南への執着心はないようです。ちなみに和也の余りに突然すぎる死は、人気上昇のためのテコ入れとしてではなく、連載当初からの規定路線でした。 「分かった。」 |